医療系の大学というと、医療のことしか学んでいないとお思いになる方もいらっしゃるかと思いますが、実はそうではありません。メンタルのトレーニングやいろいろな科目によって、それぞれ学習する内容も大きく変わってくるのです。例えばリハビリテーションを学ぶ人、介護を学ぶ人、それぞれに習う内容は大きく変わってくるのです。
もちろん、医療の大前提である人を救うことに関しては皆さん一律で学ぶのは当然ですが、大学ではより実践に近い形で学ぶことはもちろん、新薬開発のプロジェクトに参加したりすることもできるのです。自分が開発した薬で多くの人の役に立てたらどんなに良いでしょう。
在学中は研修と称して先生と一緒に回診する方も多くいらっしゃいます。そこで患者の生の声を聞き、将来の実践に向けて研鑽を積んでいく、これが大学で医療を学ぶ最大の目的でもあります。大学は、ただ勉強するだけの機関ではないのです。こうした生の声を末上げて将来に役立てるための準備機関でもあるのです。
医療系の大学を目指しているなら、有名なだけでなく、より実践を多くつめる大学を目指したほうが良いかもしれません。卒業後にすぐに医師として即戦力になれるということは、大きな強みです。特に人手不足に悩む昨今では即戦力は貴重な存在になっていくことでしょう。ですから大学でより多くの研鑽を積んでみた方がいいでしょう。そして現場の率先力として動けるだけのスキルを身につけていれば、病院からの需要はより大きいものになります。